200円以内で「バイノーラルマイク」を作ってみた。
レンコンです。
最近、バイノーラル録音が気になっています。
バイノーラル録音とは、擬似的に人間の耳で音を聞いている状態と同じ状況で録音して、イヤホンなどで聞くとあたかもそこで音が鳴っているように聞こえるという録音方法です。
最もポピュラーなものはイヤホンにマイクを取り付けたものです。
Roland イヤホン一体型コンデンサー マイク CS-10EM | ||||
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その他に人間の頭と同じような構造でマイクを取り付けて、よりリアルに録音できるようにしたダミーヘッドなどもあります。
【目玉商品】 バイノーラルマイク ASMRマイク i phone録音可能 シリコン製の擬似耳 超低ノイズ高性能マイク | ||||
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ここまで来ると金額が高すぎて、僕なんかはとても手が出ませんが(^^;
そこでこんな記事を見つけました。
@nifty:デイリーポータルZ:168円で立体的に録音する
なんと168円で簡単に作れちゃうそうな。
ということで工作大好きなレンコンは早速チャレンジです。
記事ではPanasonicのWM-61Aというコンデンサマイクをアメリカから個人輸入して作っていたのですが、現在は廃盤となっていて、入手できません。
しかたがないので秋月電子通商 八潮店でWM-61A相当品を買ってきました。
エレクトレットコンデンサーマイクロホン(ECM) WM−61A相当品: パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
それから100円ショップダイソーでステレオイヤホンも買ってきました。
その他ホットボンドやハンダゴテなどが必要です。
ちなみに一番右のハンダゴテ台、なかなか安定していて使いやすいのでオススメです♪
白光(HAKKO) ハッコー 633 こて台 633-01 | ||||
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さて、僕が作る予定のマイクは、なるべく臨場感を上げるために耳の奥にマイクを持っていけるように工夫をしてみようと思います。
製作開始
まずはステレオイヤホンの分解から。ペンチでつまんで回すと簡単に外れます。
そして中のスピーカーを引っ張り出します。
イヤホンなどのケーブルの中の銅線は、ショートしないように絶縁皮膜がコーティングしてあります。
その為皮膜を剥がさないとそのままではハンダ付けが出来ません。
それなら皮膜を剥がせばいいのですが、なかなかこれが大変です。
そこで、もともとハンダ付けしてあったスピーカーのハンダを溶かして、線を外しこれを使ってマイクにハンダ付けをします。(右左わかるようにコードに印をつけておくとgood!)
今度はカナル型イヤホンについている耳に入れるゴムの外側をめくり、根元に線が通る小さな穴をキリなどで開けます。
その穴に線を通し、マイクをハンダ付けします。
線を通す方向に注意!
マイクの外枠につながっている方がマイナスで独立している方がプラスです。
ケーブルの方は色が付いている銅線がプラスで色がない方がマイナスです。
小さなものをハンダ付けするときは、ラジオペンチの持ち手をゴムなどで止めて挟めば簡単に固定ができるので良いですよ♪
ハンダ付け終了!
あとは穴にマイクをセットするのですがマイクの向きに注意!
ゴムの外側にマイクが向くように。
最後にホットボンドで固定して出来上がり。
表から見たところ。
さて実際に録音してみました。
GH4の外部マイク端子に自作バイノーラルマイクをつなぎ、イヤホンをつけるように耳にマイクを突っ込んで撮影してみました。
撮影場所は2か所をピックアップ。
●水戸市上国井付近軍民坂。
http://www.ibaraki-note.net/yusui/mikunitaki/mikunitaki.html
水を汲みに来る人が多くて邪魔になりそうだったため、すぐ下の所にちょうどいい流れを見つけたので、3脚にGH4を載せて撮影してみました。
●ひたちなか市加波山瀧。
http://www.ibaraki-note.net/yusui/kabasan/kabasan.html
ここは近所の人が農機具などイロイロなものを洗いに来ているようで、「洗車禁止!」の看板もありました(笑
ぼくが着いた時も軽トラのおじさんが何か大量の道具を洗っていたのですが、車を停めるスペースがなくて洗い終わるのを田んぼのあぜ道に車を止めて1時間ほど待っていました。
でも待った甲斐があって、なかなか良い水の音がしていました。
その他、水の音だけでなく「カラスの鳴き声」「草村を歩く音」「後ろを走り抜けていく車の音」なども偶然に撮れていたので注意して聞いてみてください。
今度は3Dの動画をバイノーラルで録音してみたらどうなるのか?
かな〜りリアルなものが出来るのではないかと、ちょっとワクワクしています♪
レンコンでした。
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今日のねこさん。
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